カトラリーはスプーン、フォーク、ナイフなど食事のときに使う道具のことですね。
日本ではお箸やレンゲもカトラリーに入ると思います。
整理収納アドバイザーの仕事を始める前はカトラリーという言葉は知っていても
日常的に使うことはありませんでした。
でも、この仕事をしているとこの言葉をよく使います。
お片づけコーチングに伺うと、毎日使うキッチンがモノで溢れていてぐちゃぐちゃなことがよくあります。
お片付けは一番お困りのところから始めることにしているので、先ずはキッチンから。
カトラリーの引き出しを開けると何人家族?となるほどのことも。
お子さんがもう中学生なのに矯正ばしや持ち手にキャラクターのついたスプーンやフォークがあって
普段使う物が取り出しにくい状態にあることも多いです。
このようなとき整理収納の基本中の基本なのですが、引き出しの中の物を全て出してみます。
全て出してみると収納ケースが汚れていることが多いので、ケースも取り出しきれいにします。
たまにケースにキッチンペーパーを畳んで敷いている方がいますが、清潔に保つためには逆効果かなと思います。
手軽に拭き掃除できるようにケースは何も敷かないのがお勧めです。
外に出したカトラリーは現在使っているか使っていないかに分けて、
使っているモノを小さいスプーン、大きなスプーン、小さいフォーク、大きなフォーク、
ナイフ、お箸などのグループごとに引き出しに戻しますが、
このときお子さんが小さいときに使っていたキャラクタースプーンに思い入れがあって
元に戻したいと言う方がいます。
もし今も中学生のお子さんがそのスプーンを使っているのであれば元に戻しても良いのですが
愛着があって今も手放せないのか、それとも他のスプーンが取りづらいから使っているだけなのか
聞いてみる必要があります。
お子さんがもう使わないと言っているけどお母様が取っておきたい場合、
そのスプーンは「思い出」です。引き出しではなく思い出BOXに移動させましょう。
日本の食事は多様なのでカトラリーも種類が多いですね。
お箸やレンゲの他にも、バターナイフやグレープフルーツ用のスプーン、ピザカッター、和菓子用の黒文字など。
ピザカッターは大ぶりなのでカトラリーケースではなく、調理器具の引き出しでもいいです。
歯が危ないこともありますから。
黒文字は和菓子セットとして和菓子のお皿と一緒にまとめて収納するという方法もあります。
なにしろ、モノは少ない方が管理しやすいですし、必要なモノを直ぐに見つけることができますから、
頻度の高い、毎日のように使う物だけが収められているのが理想的ですし、
使用頻度が少ないけど持っていたい物は2軍としてグループ分けできるといいですね。
我が家は結婚したときに学生時代の友人から頂いたラッキーウッドのカトラリーセットを長年使っていました。
年月が経って家族が5人になり数もピッタリ。
自宅でお料理教室を始める前にその頃流行っていたクチポールのカトラリーが欲しくなり
スプーンとフォーク、ナイフを購入しました。
お教室でも好評で同じ物を買いたいと言う方いたのですが、持ち手が細いことが夫に不評でした。

長男も手に持った感じが好きではないと言うので、
ラッキーウッドはそのままにクチポールが加わるという形になりました。
種類ごとに分かれているので取り出しにくいということはありません。
よく使う小さなフォークとスプーンはモロゾフのプリンカップに立てて別の所に置いています。
お子さんが小さいときは、手の届きやすい場所に子ども用カトラリーだけ置くと
自分で取ってもらえますし、引き出しがごちゃごちゃしませんね。