書籍・雑誌

2017年6月28日 (水)

小林カツ代さんの本

小林カツ代さんが残したレシピが話題です。
お亡くなりになっても優れたレシピ、そこから作られる味は
ずっと残るのですね。

1989年に結婚した私は正に小林カツ代世代。
カツ代さんのお料理本を片手に
「肉じゃがは先にお肉に味をつける」とか
「お弁当の鶏そぼろは一度湯通しすると
時間が経っても油が白くならない」など、
初めて知る家庭料理のノウハウをたくさん学びました。

晩年家の側にお住まいだったこともあり、
私の中でより身近なお料理研究家です。

カツ代さんはお料理本の他に暮らしに関するエッセイも
たくさん書いていらして、本当にアイデアマン!
今読んでも全然古く感じません。

最近私が手にしたのは『新・働く女性のキッチンライフ』という本です。
初版が1981年、新装版が1995年、
手元にあるのは1997年の新装版第四刷です。
初版から14年経っているので書き直し、書き加えたところもあると
「新版によせて」にありますが、
それから更に20年たった今読んでみても、充分読め、使えるのです!
初版から36年経ち昔に比べて便利になったと感じることの多い今日ですが、
働く女性がやっていること、悩んでいること、工夫していることに
あまり変りがない。
「手早く、うるおいのある食卓を作る方法」という副題もすてきです。

レシピだけでなくカツ代さんの発想や暮らし方にも
今一度注目が集まるときなのでは、と感じています。

2015年6月26日 (金)

『小林カツ代と栗原はるみ』料理研究家とその時代

Amazonで他のモノを探していたら、この本が引っかかったので、
購入して読んでみました。

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                           『小林カツ代と栗原はるみ』(阿古真理著)

小林カツ代さんも栗原はるみさんも私にとってはとても影響を受けた料理研究家です。

今から27年くらい前、結婚したばかりの頃、とても役に立ったのは
小林カツ代さんと土井勝先生のお料理本でした。
小林さんのアイデアはどれも斬新で、お弁当用の鶏そぼろの作り方など
今も「カツ代流」で作っています。
クリスチャンで自宅の側にお引越してこられたこともあり、
勝手に親近感を感じていました。

栗原はるみさんは長い間独自のレシピを作り続け、
今もご自分の名前のついた料理雑誌を定期的に出し続けているのは、
ホントにすごい方だな~と思います。
ご夫婦が仲よさそうなところもすてき。
(この本によると料理研究家の離婚率はとても高いそうです。)

本の内容は比較的堅く、卒業論文的な感じでしたが、
お料理好き、料理研究科好きには読みやすく、「あるある!」がたくさん。
勉強になり、楽しめました。

今年からStudio HAGA でビギナーズクッキングのお教室をさせていただいていますが、
どのような内容、献立を提案すればよいのかは、
常に頭を悩ませるところ。
個人宅で直接お料理コーチングをするのとはまるで違います。

少しでもヒントになればと思い読んでみましたが、
収穫はたくさんあったと感じています。

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