次女のこと
3人子どもがいる中で末っ子である次女は一番手がかかった子と言えるかもしれません。
小学校の時は先生に呼び出しを受けることは数知れず、
父母会の議題にされて槍玉に上がったこともありました。
3歳上の兄が穏やかな性格で誰にでも優しく勉強もできたので
比べられると言うか「本当に◯◯くんの妹なの?」と驚かれることが多く
そう言った意味で嫌な気持ちになることも多かったと思います。
先生に呼び出されることは中学1年まで続きましたが
中2になると担任の先生に「気配りできる優しい面がある」と言われるようになり
習い事でも年少の子に懐かれるようになりました。
母親としてもこの頃からやっと言葉が通じるようになったと言うか
意思疎通ができるようになったと感じます。
今は大学も卒業して今年は年女です。
先日夫の実家に二人で行った時、私が片付けをしている間に
義父、彼女にとってはおじいちゃんの足の爪を切ってあげようとしていました。
もう少しで90歳になる老人の爪はとても硬く、爪の形をしていません。
専用の特殊な爪切りで切るのは、怖くて私にはとてもできないことなのですが
次女は丁寧に切ってあげていました。
ああそうだ、この子はこう言うことができる子なんだ。
母が認知症になった時も根気強くドリルや漢字練習に付き合ってあげていたのは
次女でした。
何が言いたいのかというと、子どもの頃大変だった子どもが
大人になっても大変だと言うわけではないと言うことです。
今となっては彼女が一番私を心配してくれて、頼りになる存在かも知れません。
まだ途中の段階ですが段々大人になりました。