実家片づけ
今日のあさイチの特集は「実家の片づけ」でした。
私自身、認知症になった母が暮らしやすいように
実家を片づけた経験があります。
母と介護をする父の動線を考え、ベッドやソファの位置、衣類の収納スペースを、
母の認知症の進み具合を見ながら配置していったのですが、
認知症はどんどん進むので、
先月できていたことが今月はできなくなり、
その度に動きが楽になるように変更することが
認知症の進み具合を確認することになり、やるせない気持ちになったことを覚えています。
母が亡くなってすぐは「物もなくなると寂しくなる」と言う父の気持ちを考え
片づけはストップ。
衣替えの時期に「おばあちゃんの服を孫たちが着たいって言うからもらって行くね」と言って
衣類を少しずつ整理したり、
母の本を「欲しい人に使ってもらうから」と言って、行く度に持ち出す程度に留めています。
2年経ち、やっと納骨も済ませたのですが、寂しい気持ちに変わりはないので
父が暮らしやすい程度の状態で、大掛かりなお片づけには着手していません。
夫の実家は、プロの力を借りながら、家で義父が義母を介護している状態です。
一度義父が動きやすいようにキッチンの片づけはしたのですが
認知症があるとは言え、義母の目の前で片づけを始めると
義母が傷つくと思うので、義母の周りはまだ始めていません。
義母がリハビリ入院をするタイミングで、
物の判断ができる88歳の義父と片づけに着手する予定です。
私が片づけのプロだから言うわけではありませんが
実家の片づけは頭も体力も使う重労働なので、プロと一緒に進めることをお勧めします。
プロと呼ばれる人は色々なケースを体験しているので
体力面でなく、精神的にも大きな手助けになると思いますよ。