お料理コーチング
今朝「あさイチ」を見ていて
ひとり暮らしの70代の女性が、息子が帰省したときはたくさん手料理を振る舞うけど
一人になるとスーパーのお惣菜で済ませている様子をやっていました。
以前料理研究家の大先生が「歳を取るとキャベツの千切りをする気になれない」と書いているのを読み
驚いたことがあるのですが、アラ還の今となっては納得です。
現在息子が独立して、何でもよく食べる息子ロス中の私にはこの女性の気持ちとてもよくわかります。
「あさイチ」のメインの話は遠距離の親の支援をどうすれば良いかということでしたが
女性は70代後半、脚も悪くリハビリ中。ご主人が存命の時は朝からお料理も苦ではなかったけど
一人になると‥と話していました。
料理は自分のためというより、誰かに喜んでもらいたいからという面が大きいかもしれませんね。
体力も頭も使う行為ですから、病気をしたり体力や気力が落ちると立ち向かうのが難しいです。
「お料理コーチング」という料理の家庭教師をしていて、一人暮らしの女性のお宅に行くことがよくあります。
都内で一人暮らしとなるとワンルーム、玄関を入って直ぐがキッチンということがほとんどです。
収納も多くないので、調理器具もあまり揃えられず、調味料を置く場所も無い。
そんな中でお料理を教わろうと思う方ってすごいな〜、偉いな〜、といつも感心します。
先日も一人暮らしのキッチンでナツメご飯、薬膳スープ、ローストポーク、カニカマ焼売、
温野菜サラダ(薬膳ドレッシング)、ブリのシチュー、甘酒豆乳プリンをレッスンしてきました。
蒸し器が無いのでお鍋に粉ふるいを逆さまに置き青梗菜を敷いて焼売を作り
冷蔵庫の余り物を一掃するシチューを作り
鍋帽子の代わりにバスタオルとダウンコートで保温調理をしました。
最近体調を崩したので、薬膳がご希望だったのですが、
仕事が忙しい中、お弁当も持って行っているので、おかずにもなる作り置き料理も。
自分のために料理するってすごいことです。
健康のためには睡眠が一番大切。次は食生活。
できれば他人ではなく自分を労るためにも料理ができると良いですね。
お客様の送ってくれる料理の写真で私も元気をもらっています。
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