着付けのお仕事
お料理の生徒さんから、入学式に着物で出席したいので着付けをお願いしたい、とご依頼がありました。
お子さんの卒園式、縮小で保護者は1名のみ出席になってしまったそうです。
4月の入学式までに事態が収束してくれると良いのですが
お互い体調に気をつけて入学式があることを祈りましょう!とお引き受けしました。
お片づけとお料理の他に着付けもするの?と思われるかもしれませんが、着付けのお仕事もしています。
着付けを習い始めたのは30年前です。
職場の近くに着付け教室があったこともありますが、結婚当初夫の帰宅が遅く
家に帰ってもすることがないので、この機会に子どもが生まれても自宅でできる資格を身につけようと考えました。
その頃、夫の帰宅は本当に遅く終電に間に合えばよい方で、タクシーということも度々。
疲れきって帰ってきても翌朝早くに出社するという生活。丁度バブルの頃です。
仕事の後、着付け教室に行き買い物をして夕食の用意をしても時間が余っていました。
途中長女を妊娠し、出産後もしばらくお休みしていましたから、看板を取るまでは4年くらいかかったように思います。
自分で着られるようになるのが最初の目的でしたが、人に着せる、子どもに着せる、七五三、袴着、花嫁衣装
創作帯結びと長い道のりがあり大変でも楽しいお稽古期間でした。
自分が手先を動かすことが好きなことに改めて気がつきました。
元々母の実家は養蚕農家です。長い廊下の端に大きな機織機がありました。
祖母が育てた蚕から取った絹糸を紡いで反物にして染め物屋さんに出し、着物に仕立ててくれた小紋を持っています。
小さい頃から着物に愛着があり、着物に関するお仕事ができたら良いな〜と考えていたので
今、着付けのお仕事ができるのはとてもうれしいことです。
晴れの日に着る着物は健康で平和でないと着ることは難しいですね。
早くこの事態が収束して晴れ着で式典に出席できるようになることを願わずにはいられません。
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