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2013年4月20日 (土)

料理とわたし 3

大学生の頃、ゼミの先生に頼まれて
ベビーシッターのアルバイトをしたことがあります。

ベビーといっても小学生のお姉ちゃんと弟の姉弟で
大学の授業が終わった後お宅へ伺って
夕食の献立を決め、お買い物へ行き、洗濯をし、
夕食を作り、食べさせ、お父さんが帰ってくるまで
お勉強を見てあげる、というものでした。

お母さんが実家に帰ってしっまったので
学生時代の友人である先生に頼んでこられ
急に決まったアルバイトでした。
ゼミ生で週1日ずつ担当し、
冬休みになるまでの3ヶ月くらい続けたと思います。
お約束として「電話に出てはいけない」というのがありました。
お母さんからかかってきた場合、
誤解を受けるといけないからという理由です。

家族以外の人に料理を作るということが
初めての体験だったので、献立には悩みましたね。

「お父さんは何でもよいので、子どもが喜ぶお料理を」
と、いうことだったのですが
何が好きで、何が嫌いかわからないので、
いろいろ聞きながら、喜びそうなお食事を
試行錯誤しながら作っていきました。

中国文学のゼミだったので他のゼミ生(留学生もいました)は
春巻きや餃子、中華風炒め物など、
どちらかというとお父さんが好きなメニューを作っていたようです。

私はグラタンやオムライス、シチューやパウンドケーキなど
子どもが好きなものばかり作っていました。

ある時、授業が早く終わったので、時間より早く行って
弟くんが帰ってくるのを、ドアの外で待っていると
お隣の奥様が、「ウチに入って待ってたら」と声をかけてくれました。

伺っていたのは団地だったので、お隣も同じ間取りだったのに
中に入ると、明るくて居心地がよく、全く違う印象でした。

当たり前といえば当たり前ですが
この時の、「同じ部屋でも住む人によって全く違う家になる」
と、いう実感が、長い間、頭から離れませんでした。

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